1957-11-05 第27回国会 参議院 運輸委員会 第2号
○説明員(並木裕君) ただいまの御質問に対しまして申し上げますと、電化の問題としまして百億の財政投融資として、どういう方面に影響するかと申しますというと、これは先ほども申し上げました通り、東北本線におきまして、宇都宮までの開通に対するところの車両の決算問題、この問題がやはりひっかかってくるのではないかと存じます。それからもう一つは、姫路から岡山までに対するところの工事費におきましても、やはり節約を余儀
○説明員(並木裕君) ただいまの御質問に対しまして申し上げますと、電化の問題としまして百億の財政投融資として、どういう方面に影響するかと申しますというと、これは先ほども申し上げました通り、東北本線におきまして、宇都宮までの開通に対するところの車両の決算問題、この問題がやはりひっかかってくるのではないかと存じます。それからもう一つは、姫路から岡山までに対するところの工事費におきましても、やはり節約を余儀
○説明員(並木裕君) 中村委員の御質問に対しまして御説明申し上げます。お手元に御要求によりまして資料がお配りしてあると思いますが、その資料の中におきまして五ヵ年の計画が載っておりますが、五ヵ年の計画は、全般で三千三百キロで千八百二十一億という金額になっております。これを平均いたしますれば毎年百八十二億くらいの資金を投資しなければならない姿になっておるわけでございますが、これは当初の問題でございますので
○説明員(並木裕君) ただいまの、部外と部内の経済的な比較でございますが、これはこの前やはり中村先生に対しましてお答え申しました通り、今、国鉄におきますところの工場経理につきましては、何と申しますか、やはり会社的にすべてのものを換算してやっておりません関係もございますので、今直接に外部が安いか、こちらが安いかということは、はっきり申し上げられないと思います。
○説明員(並木裕君) 御質問の工場の方面におきましても、御承知の通り工場勘定というものによってやっておりますが、ただいまのところ今後の動力の近代化並びに五カ年計画の全般の車両から見まして、やはり現在の工場というものをもっと合理的な姿にすることがいいのじゃないかということを中心にしまして、総裁から諮問をいたしまして、今工場調査委員会というものをやっております。これによりまして今後の動力車その他車両の計画
○説明員(並木裕君) ただいまの高崎線の電車化に伴いますところの区の問題でございますが、これは、ただいまのところ、まだ決定はしておりませんでありますが、東北本線の宇都宮までの電車化ということと、高崎線の現在の電車化というものに伴いまして、蕨付近に一つの電車区を作りまして、将来高崎線が二百両、あるいは東北方面の宇都宮が二百両くらいに達しましたときに、高崎線専用の倉を作りたいという構想になっておりますが
○説明員(並木裕君) 例の三千三百キロの電化計画、千八百二十一億で十年間、こういうことになっておりますので、年間百八十二億ぐらいのことは考えられるのでありますが、まあそれは非常に最盛期のことを考えましたのでございますが、まず第一次としまして、来年度、幹線としましては百十億ぐらいだと思っておりますので、現状としましては、五年間で青森までをこしらえ上げるということは実は困難ではないかと思います。特に、東北本線
○説明員(並木裕君) この三千三百キロの電化におきまして、もし電化をいたしませんで考えました場合に、昭和二十九年度は四百八十五万トン国鉄では使っております。それから本計画を行わないとき、つまり電化をやりません場合に、将来の輸送量を考えまして、昭和四十年度におきましては六百三十万トンになることになります。これをこの電化によりまして、先ほど申しました二百六十四万トン節約いたしますので、電化後の消費量というものは
○説明員(並木裕君) 一キロどのくらいということは、実は計算してございませんが、この三千三百キロのその電化の消費量を二百六十万トンで割れば出てくるわけであります。
○説明員(並木裕君) 国鉄におきまして、先ほど総裁から御説明ありました三千三百キロの電化区間を、今後の計画としまして十カ年計画を立てておりますが、十カ年計画におきまして、石炭は昭和四十年度のときにおきまして、年間二百六十万トンの石炭が節約されることになります。並びに経費の節減は年間九十五億くらいでありまして、問題は、国鉄で費消いたしますところの石炭は非常にカロリーの高いものでありまして、わが国の年産約四千六百万
○説明員(並木裕君) この車内警報というのは、相澤委員御存じかと思いますが、これは地上設備と、車上設備との電気的の結合によりまして、もしも前方に赤というような状態がありました場合に、たまたまその赤の信号を、何かの問題で無視したような場合におきまして、必ずいずれの場合におきましても、車内の警報が鳴るのでございまして、その機械に対するところの乗務員のこまかい注意は、ただそこにあるところの警報が鳴ったということ
○説明員(並木裕君) どの程度に緩和されるということは、私としてはここで何%緩和されるということは、これは申し上げられないのでありまして、ただ、今までよりはなお安全に、その警報が乱打しまして、まず乗務員が危険な信号だということをすぐ喚起されるということで、非常に安全なわけでございます。
○説明員(並木裕君) この車内警報の問題につきましては、これは信号を注視するのはもちろんでございますけれども、信号をもしも見誤まったような場合におきましては、これが自動的に車内警報が乱打いたしまして、そうして乗務員によりいいところの注意を喚起するようにできておる次第でございます。
○説明員(並木裕君) ただいまの御質問によりまして、本年度におきまして車両新造をやりましたものは、貨車のみにつきまして実施したのでありますが、これも当時は、昨年度の七月上旬ころにおきまして計画の変更をいたしましたものですから、なかなかそこに鋼材等の割当がございまして、やはりそのしわ寄せが年度末の方に参っておりますので、ただいまでは、自分のところで作った車両費というものと外注というものがどれくらいの比率
○説明員(並木裕君) ただいま副総裁から御説明のありました通りに、国鉄の工場につきましては、修繕を主としておりますので、新造につきましては、来年度におきましても考えておりません。それで今後動力の近代化によりまして、五年乃至十年の先を見ますと、現在の蒸気機関車というものが電気機関車あるいはディーゼル動車、ディーゼル・カーというような一三大部門の動力化に重点が移る、今、目下国鉄におきましては、工場調査委員会
○説明員(並木裕君) 今のお話は、恐らく車輪のあのタイヤのことであろうと思います。そのキヤステイングを使つていないというのは、日本のキャスティング工業の進歩というものと並行して行くものだと思います。これは私技術屋でございませんから、よくあとで調べてお答えいたしますが、恐らくそういう結果日本では使つていないのではないか、かように考えます。
○説明員(並木裕君) 只今の仙山線の電化には、どれくらいの費用がかかるかというような御質問でございますが、今仙山線といたしまして取残されておる区間は、仙台作並間約二八・八キロでございます。それから山寺山形間が十四・一キロになつております。合計四十三キロになつておりますが、これに対して九億三千七百万ぐらいの大体費用がかかるというふうになつております。
○説明員(並木裕君) 只今の御質問に対しましてお答え申上げますが、国鉄といたしましては、現在の関東地区を中心としました自営電力の今後におきますところの電力需給の大体の様相を一応目標をつけておりますが、それによると、この東京近郊におきまするところの通勤巡遊に対するところの輸送量の増加の関係並びに新線電化の問題その他に対しまして、信濃川の開発を行なつて参つたのですが、今後におきまして、やはり御承知の通り
○説明員(並木裕君) 只今岡田さんからの御質問でございますが、先ほど総裁からもお話がありました通りに、この電化の投下資本に対しまして、非常に額が多いために、折角の経営合理化的の線が進まないのは非常に遺憾の点であると思つておるのですが、最近におきまして、私のほうでフランスから持つて参りましたところのジエネラル・ルヴユーによりまして、その予算的なものが明らかになつたのですが、問題は、フランスで最近進んで
○並木説明員 御請願の全部は約十五ございまするが、全般的に一應御説明申し上げまして、あと個々の問題に移りたいと思います。御承知の通り電化というものは、今日の石炭節約の上から申しまして、日本の國家資源の点から申しまして、御請願のように非常に強い要望があるのでございますが、御承知の通り鉄道におきましても予算が極度に節減せられまして、本年度におきましては、残念ながら新規路線に対するところの電化の計画は、全部切
○並木説明員 この氣仙沼、石巻間延長約八十一キロのうち、氣仙沼、横山間は運輸系路並びに資源開発上の見地から、第六十九議会において、建設費予算に計上された氣仙沼、前谷地間鉄道の一部でありまして、氣仙沼、階上間延長約九キロは工事に着手いたしましたが、資材その他の関係から工事を中止いたしております。階上、津谷間延長約十三キロは線路の選定は済んでおりますが、工事着手には至つておりません。また津谷、横山間延長約三十三
○並木説明員 この墜道は北海道の膽振、日高、十勝をつなぐ冨内、御影間鉄道のうち、膽振、日高の國境に掘鑿中の延長一キロ六十メートルの墜道であります。この鉄道の現況から申し上げますと、富内、振内間は路盤工事が大部分竣工しておりますが、日振墜道の一部工事が未完成になつております。また振内、右左府間は線路の設計は済んでおりますが、まだ工事に着手いたしておりません。現在は宮内、振内間の工事区間も工事を中止いたしております
○並木説明員 電化に対しますところの当局としての考え方は、先ほど申し上げました通りでございます。御承知の通りごの電化は、重要幹線を長距離的に電化いたしまして、しかもその輸送量の多い、ところの線区をあげまして、石炭節約その他をはからんとしておるのでございます。たまたまこの武豊線につきましては、今申し上げましたように地方事情としましては当然考えらるべき線区でございますが、現在のところ重要線区を長距離的に
○並木説明員 お答え申し上げます。現在の肥薩線の吉松、人吉間の三十五キロが問題でありますが、これはただいま御説明にありました通り、非常に隊道が多くて、しかも非常に急勾配でございます。これは要するに電化の必要性から考えまして、まことに代表的な線であるのであります。とかしこの問題は、今日におきましては、やはり電化の方針といたしましての大きな輸送量、すなわち石炭節約の問題が、ここに大きくからむものでおりますから
○並木説明員 城端線の高岡・城端間の二九・九キロの電化に関しましては、現在の城端線の輸送状況その他の実情を勘案しますれば、地方事情といたしましては当然考慮される線区でありますが、省といたしましては目下優先的に幹線の電化の必要に迫られておりますので、予算、資材の関係もありまして、すみやかに工事を着手することは困難な情勢にあるのであります。なるべく早い機会におきまして調査の上、方針を決定したいと思つております
○並木説明員 常磐線の松戸、水戸間の九九・六キロの電化に関しましては、本年九月松戸、水戸間の二一・七キロを着工しておりますので、昭和二十四年の五月末日までに工事を完成しまして、六月の一日から電車運轉を開始する予定になつております。また松戸、水戸間の九九・六キロの電化に関しましては、各般の事情をいろいろ考慮する必要もありますので、これは早急に実現することは困難な実情に現在あるのであります。 —
○並木説明員 ただいま御請願の要旨についてるる御説明がございました。片町、四條畷間の十三、三キロでありますが、この電車運轉を長尾まで約十三、四キロ延長に関しましては、現在この線区の輸送状況その他の実情を勘案しますと、まことに十分考慮さるべき区間でありまして、政府におきましても、昭和十六年におきましては、この実情にかんがみまして、十分な調査を進めて計画を進めたのでありますが、その後今日のような状態になつてしまつたのであります